【プロ野球】3軍選手の給料は、一般サラリーマン並み【1軍昇格で大幅UP】

プロ野球3軍選手の給料を知りたい…。

 

3軍選手の年俸は、かなり安いらしい…。

 

実際、いくらぐらいなのかな?

このような質問に答える記事です。

 

この記事の内容
・プロ野球の3軍選手の給料がわかる
・育成契約から、1軍の主力になった選手がわかる

プロ野球の3軍に所属している選手は、育成選手が中心です。

育成選手は、育成ドラフトから入団している選手のことです。

育成選手は支配下登録されるまで、1軍の試合には出場できません。2軍の試合に出場するにも、1試合5人以内という人数制限があります。

プロ野球の世界は、1軍の試合に出ないと給料が上がりません。3軍は給料が安い選手ばかりです。

プロ野球の3軍選手の給料を、詳しく調べました。この記事を読むと、3軍選手の給料事情が分かります。

ぜひ最後まで、読み進めてください。

【プロ野球】3軍選手の給料は、一般サラリーマン並み【1軍昇格で大幅UP】

プロ野球の3軍選手の給料は、月給20万円~30万円程度です。

年俸(年収)なら、240万円~360万円ぐらい。

3軍選手の給料は、20代の一般サラリーマンの給料とほぼ同じです。

今やスター選手も、育成スタート時の給料は安かった

育成契約の選手は3軍チームからスタートします。育成選手からスタートして、1軍の主力になった選手はたくさんいます。

育成からスターになった代表的な選手は、次の3人です。

  • 千賀滉大選手 2010年育成ドラフト4位
  • 甲斐拓也選手 2010年育成ドラフト6位
  • 松原聖弥選手 2016年育成ドラフト5位

 

この3選手の入団時の給料、こんな感じでした。

  • 千賀滉大選手 年俸270万円 支度金300万円
  • 甲斐拓也選手 年俸300万円 支度金270万円
  • 松原聖弥選手 年俸240万円 支度金300万円

育成選手には契約金がありません。支度金という名目で支給されます。

支度金の金額はドラフト選手の契約金と比べると、わずかな額です。

3軍制を導入している球団は、3球団のみ

3軍制の球団は少なく、NPBでは3球団だけです。

  • ソフトバンク
  • 巨人
  • 広島

日本球界では、2011年にソフトバンクが3軍制を初めて導入しました。

選手層の厚いチームを作るため、育成選手を多く獲得して3軍で育てています。

ソフトバンクは2011年以降の10年で5回のリーグ優勝。

ソフトバンクの成功例を参考に、3軍制の導入を検討している球団が増えています。

ソフトバンクは2022年に4軍を新設しました。

 

3軍の試合相手は様々

3軍の試合相手は独立リーグ、社会人チーム、大学チーム中心です。

球団独自の非公式チーム扱いなので、プロ野球の球団以外とも試合をすることができます。

数多くの試合をすることで、多くの経験を積むことができます。

3軍にいる選手は、育成選手が中心

育成選手として3軍で経験を積み、支配下登録を勝ち取り一流選手になった選手が多くなっています。

ソフトバンクの千賀投手、甲斐捕手、巨人の増田選手、松原選手などが1軍で活躍しています。

育成契約は最長3年。3年内に支配下登録をされないと、自由契約になってしまいます。つまり、クビです。

育成契約から、1軍の中心選手に育った選手

育成契約から、球団の主力選手になった選手として、先程、3人の選手を紹介しまました。

千賀滉大選手、甲斐拓也選手、松原聖弥選手です。

この3選手の育成契約からスタートした、成長の歩みを詳しく説明します。

育成から大飛躍した選手①:千賀滉大選手

千賀滉大選手は2010年育成4位で、福岡ソフトバンクホークス入団。

2012年4月の支配下登録。2012年の初登板から先発・中継ぎで大活躍。7年連続二桁勝利2017年、WBC日本代表。2020年、オリンピック日本代表。

千賀選手のタイトル歴は、次のとおり。

  • 最多勝利:1回(2020年)
  • 最優秀防御率:1回(2020年)
  • 最多奪三振:2回(2019年、2020年)
  • 最高勝率:1回(2017年)

2022年の年俸は6億円。

育成から大飛躍した選手②:甲斐拓也選手

甲斐拓也選手は2010年育成6位で、福岡ソフトバンクホークス入団。

2013年、支配下登録。2014年、初の一軍出場。2017年、初めて一軍公式戦のスタメン出場。レギュラー捕手として活躍。ゴールデングラブ賞受賞、育成選手の捕手としては史上初の快挙。

甲斐選手のタイトル歴は、次のとおり。

  • ベストナイン:2回(2017年、2020年)
  • ゴールデングラブ賞:5回(2017年~2021年)
  • 日本シリーズMVP:1回(2018年)
  • 最優秀バッテリー賞:1回(2020年)

2022年の年俸は2億1,000万円。

育成から大飛躍した選手③:松原聖弥選手

松原聖弥選手は2016年育成ドラフト5位で、読売ジャイアンツ入団。

2018年7月支配下登録。2022年、1軍公式戦で初スタメン。

シーズン中盤からはレギュラーに定着。2021年、レギュラーとして1年間を過ごす。育成選手として、球団初の規定打席に到達。

2022年の年俸は4,000万円 。

まとめ

・3軍は育成選手中心。平均年俸は300万円程度。育成選手の最低年俸は240万円。

・3軍のある球団は、ソフトバンク、巨人、広島。3軍の設備が充実しているのがソフトバンク。ソフトバンクは2022年に4軍を新設。

・3軍の試合相手は独立リーグ、社会人チーム、大学チーム中心。球団独自の非公式チーム扱いなので、プロ野球の球団以外とも試合ができる。

・日本球界では2011年に福岡ソフトバンクが3軍システムを初めて導入。選手層の厚いチームを作るため、育成選手を多く獲得し育てている。ソフトバンクの成功例を参考に、3軍制の導入を検討している球団が多い。

・育成選手として3軍で経験を積み、支配下登録を勝ち取り一流選手になった選手が増えている。ソフトバンクの千賀投手、甲斐捕手、巨人の増田選手、松原選手などが1軍で活躍している。

・千賀滉大選手の2022年の年俸は6億円。2011年に入団(育成契約)した時の年俸は270万円。